中村俊輔のエスパニョール入りが決定的に マリノスとの間に何があったのか
今季、古巣の横浜F・マリノスへの復帰が濃厚とみられていた中村俊輔ですが、契約交渉の最終段階で一転して破談に。その後、スペインのエスパニョールとの契約交渉が進み、まもなく正式契約が発表されるものとみられています。
いったい俊輔サイドとマリノスとの間になにがあったのでしょうか。各メディアの報道からこれまでの経緯をまとめてみたいと思います。
合意間近から一転暗礁に
6月2日のニッカンスポーツの記事
今季でセルティックとの契約が切れるMF中村俊輔(30)の横浜復帰が、大きく前進した。1日、都内で中村の代理人を務めるロベルト佃氏が、横浜との初交渉に臨んだ。推定年俸1億5000万円の2年8カ月契約という基本条件とともに、さまざまな点の確認作業が行われた。初めての話し合いは円満に進み、合意へ向けて大きく進んだ。今後も交渉は続くが、順調ならば来週中にも合意に至る見込み。
この時点では契約交渉が順調に進み、合意間近であることが伝えられています。
ところが・・・
6月11日のニッカンスポーツの記事
セルティックMF中村俊輔(30)と、古巣横浜との移籍交渉が暗礁に乗り上げていることが10日、明らかになった。年俸1億5000万円の2年8カ月契約を基本線に5月下旬から水面下で交渉に入り、6月1日には代理人のロベルト佃氏と横浜幹部が初の交渉を持っていた。今後、このまま交渉が平行線をたどり長期化する可能性もある。
さらに同日の報知新聞の記事
大詰めの交渉は、突如急展開を迎えた。キャリアの全盛期に生まれ育った故郷・横浜とJリーグに対し、7年間欧州で培った経験を還元するため、俊輔サイドはセルティックでの年俸の半減となる税込み1億5000万円という低い条件などを受け入れていた。しかし、資金的な問題から昨冬の獲得を見送って以来、条件面などすりあわせを度々行っていたはずの横浜M首脳が最終局面で俊輔側に新たに犠牲を強いるような、誠意を欠く条件を打ち出したため、交渉は突如停止状態に陥ったという。
上記の報知の「誠意を欠く条件」とはいったい何なのか、気になるところです。
俊輔とマリノスとの間になにがあったのか
6月12日の中日スポーツの記事をみると
俊輔サイドは今シーズン終了を受けて、体のケアを含めたオフを予定しており、6月21日の浦和戦への出場を当然のように打診してきた横浜Mとの交渉は難航。また、契約前に数々のイベントを無断で進めてきた横浜Mに不快感を表している。
と報じられています。さらに具体的な内容については、ブログ「ルポライターFの雑記」の記事に詳しく掲載されています。
それによると、年俸のさらなる減額、21日の浦和戦への出場を当然のように打診、契約前なのに中村グッズを勝手に製造開始、ファンへの復帰報告となる会見を「有料」で実施することを要請、と日本の中盤のエースに対して、あまりに酷い要求があった可能性について書かれています。
6月13日のスポニチの記事では横浜F・マリノスの木村浩吉監督のコメントで
「オレは最後まで来てくれると信じている。でも、これで来なかったら怒るよ。交渉の途中経過を中途半端に聞くと怒りがこみ上げてくるから、交渉は(フロントに)任せるけど。獲得はうちだけじゃなくて、日本のため。それは分かっているはず」
とフロントに対する怒りを隠しきれない様子。
6月15日のニッカンスポーツの記事
横浜斎藤正治社長(59)が14日、獲得交渉が難航しているセルティックMF中村俊輔(30)サイドと再交渉し、不手際を謝罪したい考えを示した。「抱かせてしまった不信感に対し、直接会っておわびしたい。
と俊輔サイドに対して謝罪し、なんとか再交渉のテーブルについてくれるように懇願。
しかし、すでに時遅しか―
エスパニョールとの交渉が本格化
翌16日の報知新聞の記事では
日本代表MF中村俊輔(30)=セルティック=の獲得交渉を行っているエスパニョールのサンチェス・ジブレ会長(58)が15日、今週中の契約成立を宣言した。「サッカー界ではほぼ契約成立という言葉は存在しない。最後の最後で交渉が頓挫することもある。でも、前進したことがある。今週中にはいいニュースをお知らせできると思う」
と、サンチェス会長「サッカー界ではほぼ契約成立という言葉は存在しない。」などとマリノス側の不手際を諭すかのような余裕のコメントを発表。
そして、6月18日のスポニチの記事
セルティックの日本代表MF中村俊輔(30)の代理人を務めるロベルト佃氏が、現地時間16日にエスパニョールと仮契約を結んだと17日付のスペイン地元紙が報じた。契約は2年で年俸は推定120万ユーロ(約1億6000万円)。あとは中村自身がサインする本契約を残すのみだという。
もはやマリノスにとっては万事休すか。
本日19日にも「エスパニョール中村誕生」が正式発表されるものとみられています。










>とフロントに対する怒りを隠しきれない様子。
この文を読むに、おそらく、木村監督の怒りはフロントに対してでなく、俊輔に対するものだと思います。