[ブックレビュー] 私は日本のここが好き!―外国人54人が語る
タイトル通り、54人の外国人が日本の素晴らしさを語りつくすという一冊です。
54人の中には、自ら望んで日本に来た人もいれば、なんらかの事情でやむなく日本に来ることになった人もいます。そんな様々な境遇の人たちが、はじめは戸惑いながらも、日本人と触れ合うにつれて、日本を理解し、やがて日本を「第二の故郷」と呼ぶほどに好きになっていく過程が本人の生の言葉で語られています。
その中から、ごく一部を抜粋して紹介します。
中国人男性:
財布と携帯電話を落して凹んでいたら、両方とも警察に届けられて戻ってきた。これにはビックリした。
パキスタン人男性:
日本に着いてすぐの頃、言葉もお金もわからないので、乗り物の代金を支払う時、両手を開いてお金をその上に載せて取ってもらうようにしたところ、正直な日本の人たちは、そこから必要な分しか取らなかった。ちょっと信じられない。
ギリシャ人男性:
地下鉄のホームには、ドアの停止位置を示すマークがあってビックリ!しかも、人々は静かに列を作って待っている、ってどんだけ規則正しい民族なのかと。
中国人女性:
日本では、無料で提供してくれるサービスが沢山あり、だれでも便利に生活することができる。しかも欧米諸国と違ってチップを払う必要がない!
中国人女性:
中国では古代の小説や博物館でしか見られないような「桃の節句」「七夕祭り」「漆の器」「お盆」といったものが日本ではちゃんと残っていることに感動!
アメリカ人女性:
飛行機の乗務員の客に対する態度は日米でまったく違う。日本人の乗務員の動きは静かで穏やか。客の前にコーヒー1つ置くにしても、客のことを考えてそっと置く。非常に感じのいいマナーで心が和む。それに比べてアメリカ人の乗務員は、さっさと置く。まさに自己中心的な動作。
韓国人男性:
日本は悪口の言葉が少ないと思う。韓国はすごく多いし激しい。以前、日本人学校にいた頃、中国人と韓国人が覚えたての丁寧な日本語で喧嘩を始めたので、あまりの迫力の無さに爆笑した。
チュニジア人男性:
日本では乗り物に乗るときにマゴマゴしていると、周りの方の「がんばれ~」光線を感じる。見も知らぬ僕のためにハラハラと心配してくれているがすごい。フランスだったら絶対に冷たい視線を受ける。
アメリカ人女性:
日本での接客サービスは素晴らしい。コーヒー1杯で王侯貴族のような扱いを受ける。
シリア人男性:
終電に乗り遅れて駅で途方にくれていたところ、若いカップルが車で一時間もかかる目的地まで送ってくれた。日本人の親切心、困っている人への心づかいは、今まで体験したことがない感動だった。
日本人の私たちとっては、当たり前すぎて特に意識することのないような些細な事でも、実はすごく貴重で価値のあるものだったことを改めて再認識させられます。
そして、何気ない日常の中でもステキと思えることは沢山あるんだ!ということを実感し、ちょっと得した気分になれる、そんなオススメの一冊です。
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世界一の一般人がいる国、ニッポン 素晴らしい魅力の日本を再発見! 情けある社会の美しさ 素晴らしい国に生まれた幸せを感じます 誠実な日本人 |






(10 reviews)
世界一の一般人がいる国、ニッポン



本文には書けなかった自分自身の感想をこちらに書きます。
日本の魅力を一言でいうと「多様性(多面性?)」にあるのではないかと感じました。
ある外国人によると、日本に来る前は「日本人はロボットのように働く」というイメージしかなかったが、実際に日本に来てみると、確かにそういう一面はあるものの(笑)、一方で、日本人の優しさ、正直さ、誠実さ、謙虚さ、素朴さといった素晴らしい面もあることが分かり、日本人に対するイメージが180度変わったと語る人もいます。
日本の風土や街並みについても同様のことが言えて、季節によって変化する自然の美しさはもちろんのこと、高層ビルが立ち並ぶ都会の街並みから少し裏路地に入ると、小さな神社がひっそりとあったりする、そんな日常のサプライズがたまらなく魅力的!と語る外国人もいました。
あるアメリカ人が日本について「世界最高の一般人がいる国」と表現してますが、これはすごく日本人の国民性を簡潔に表している言葉だと感じました。
その一方で、「エリート」という言葉がマイナスイメージを持つほどの横並びすぎる社会は、日本がさらに成長する上での足かせになっていると指摘する人もおり、確かにリスクを負って挑戦した人に対し、たとえ失敗しても「よくやった」と評価されるような雰囲気みたいなものが、ビジネスや科学研究、スポーツなど場面で求められているのかも、と考えさせられました。