宮崎駿 in USA (2) 海外メディアの反応「世界でもっとも偉大なアニメーター来る」

文化・伝統 | 2009年08月01日 | 34,049 views | 1 comment | 0 trackbacks |

パート1からの続きです。

Ponyo スタジオジブリの宮崎駿監督の訪米に関する米メディアの反応をまとめてみました。以下、各メディアの記事より一部抜粋、意訳にてご紹介します。

 米ニューヨークタイムズ紙は、7月初めコミック・コンのイベント概要が発表されると、いち早く宮崎監督の出演の可能性について報じています。

第40回コミック・コンに関するイベントスケジュールが発表される際に、非常に珍しい出来事が含まれるのでは、という期待が持たれている。その“出来事”とは宮崎駿の出演だ。

世界でもっとも偉大なアニメーション・フィルムメーカーとして知られている宮崎駿氏は、人前に出ることを好まない性格のようで、2003年に「Spirited Away(邦題:千と千尋の神隠し)」で、アカデミー長編アニメ賞を受賞した際にも姿を現さなかった。

ニューヨーク・タイムズ紙 7/9の記事

幻想的な映像とともにコミック・コン会場に登場した宮崎駿は、彼の最新作「Ponyo」の最新映像を熱狂的なファンの前に披露した。

日本のアニメーション界の巨匠は、何千もの観衆から、まるでロックスターが登場したときのようなスタンディングオベーションと盛大な拍手喝采によって迎えられ、それは彼がマイクに向かう直前まで鳴り止むことはなかった。一部の観衆にとっては、まさにロックスター以上の存在といえるだろう。「トイ・ストーリー」の監督として知られている、ピクサー・アニメーションスタジオのジョン・ラセター氏もその一人で、興奮と感激を隠しきれない様子だった。

ラセター氏は、観衆に対して「彼こそが我々のコミュニティに対して、もっとも強い影響力を与えている人物の一人だ」と宮崎氏を紹介した。

ロサンゼルス・タイムズ 7/24の記事

アカデミー賞の受賞式を欠席した理由が明らかに

2003年に「千と千尋の神隠し」でアカデミー長編アニメ賞を受賞したとき、宮崎駿はアカデミー賞の授賞式に欠席することを決めた。当時、本人からはその理由について明確に語られることはなかったが、その年、ブッシュ政権がイラク侵攻を決定したことに関係があるのでは、という噂があった。

これについて、これまで公に語ることのなかった宮崎監督だが、コミック・コンの会場でおこなわれた英タイムズ紙のインタビューに対して、初めてその理由を語ってくれた。

「アカデミー賞の授賞式に参加しなかった理由は、イラクを爆撃している国を訪れる気にならなかったからです」と彼は語った。「当時、私のプロデューサーから、それについて口止めされていたので語りませんでしたが、今日は彼(スタジオジブリの鈴木敏夫氏)は近くにいないようなので…。まぁ、ともかく、当時、彼とはその感情の部分については共有はしていたつもりです」

ロサンゼルス・タイムズ 7/24の記事

 「崖の上のポニョ」(英題「Ponyo」)は8月14日より全米約800館で封切りされるとのことで、「千と千尋の神隠し」の700館を上回り、宮崎アニメとしては最大規模になります。

 興行成績でも「千と千尋」を超えられるかが注目されていますが、宮崎監督本人は「観てくれたらいいなと思います。観てくれなくても口コミで評判が広まったらいいですね。」とか「おばあちゃんが孫に対し『これ、面白いから見てごらん』と言えるような映画が作れたら最高ですね」と数字にはまったく興味がないご様子。

 アメリカの一般市民が同作品をどのように受け入れ、どのような評価を下すのか、いまから全米公開が楽しみです。

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コメント (1件)

  1. 名無しさん
    2009年08月09日 23:45 | #1

    多神教である日本の“八百万の神”をモチーフにした『千と千尋の神隠し』が“一神教”の欧米で、なぜあれ程(最高賞を受賞する程)受け入れられたのか、今だに不思議ですね。日本人でも難解な世界観を、外国人が果たして理解出来たのか?オスカーは兎も角、日本映画には手厳しい“ベルリンの金熊”ですからね。やっぱり今までの功績を鑑みた総合的な評価だったのでしょうか・・?
    興行的にも大成功を収めている宮崎氏の最近の作品には魅力は感じません。名声も金も無かった頃の『テレビ漫画』や『漫画映画』は今観ても、イヤ、何度観ても素晴らしいと思えるのに・・・
    ビックネームに成りすぎた結果、メディアはやたら扇動的であり、大衆はあまりに盲目的だと感じます。
    自分が氏に望むのは“原点回帰”それだけです。

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