[ブックレビュー] 僕、トーキョーの味方です―アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
日本在住のアメリカ人哲学者マイケル・プロンコ氏が、「ニューズウィーク」や「ジャパンタイムズ」に寄稿した『東京の街』をテーマとしたエッセイに、あらたに書き下ろしたエピソードを加え一冊の本にまとめたものです。
プロンコ氏自身「東京について語るのにエッセイほど適した文章スタイルはない」と語っているように、哲学者らしい表現豊かな文章が全ページに渡って綴られています。
例えば、あのディスカウントショップの「ドン・キホーテ」であっても、プロンコ氏の手にかかれば、次のとおり。
ドン・キホーテは東京でいちばん強烈で、雑然としていて、圧倒的な店だ。そこには東京が凝縮されている。超満員で、べたべたと塗りたくられ、実用本位で、消費の強迫観念に追われ、建築のカオスにまみれ、使い捨てに徹した強烈さがせり上がり、今にも感覚が飽和して破裂しそうだ。
これまで当ブログで紹介してきた書籍は、どれも肩肘張らずに気軽に読めるものでしたが、それらの本とは明らかに一線を画す内容となっており、おもわず正座しながら声に出して朗読したい気分に?!
不思議があふれる街「トーキョー」
日本人には当たり前すぎて、普段は意識して考えないような事も、改めて指摘されるとハッさせられることがあります。例えば…
- ビルとビルの間に存在する小さな隙間。ニューヨークやパリなどの街では、建物はぴったりくっついていて隙間なく建てられているが、坪単価が高いはずの東京では、なぜビルに隙間があるのか。(しかも、大抵の場合、ガラクタが積まれていて、東京の街中では唯一ともいえる汚い場所)
- 深夜を過ぎても店は全然開いているのに、なぜ電車は終電になってしまうのか。
- 駅のエレベータでは必ず左側に立ち、ご丁寧に右側を空けるのに、なぜ階段では誰もルールを守ろうとしないのか。
などなど、他にも沢山ありますが、本当に良く東京の街を観察しているなーと関心させられます。
日本文化の特異性について
最後に、あとがきに書かれた日本人の国民性ついての一文が心に残りましたので、その一部を引用したいと思います。
日本人は、批判であれ賞賛であれ外国人の意見を読むのが大好きだが、その一方で、外国人の洞察は本物の「内面」を理解するには「表面的」だと切り捨てる。日本に対する誤解は、日本の文化が特異だという神話の証として、誇らしげに語られる。
確かに批判的な意見であっても、それをネタにして笑ってしまえるような自虐的な一面があるのも、心の奥底に何か「余裕」のようなものが在るが故なのかもしれません。あくまで欧米を中心と考えるならば、日本の文化は常に特異であり続けるのもまた事実でしょう。
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トーキョーと愛しあう前の前戯本 なにも不思議を感じない人こそ 哲学者が書いたとは思えない・・・・ なかなか、グッド
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トーキョーと愛しあう前の前戯本
なにも不思議を感じない人こそ
哲学者が書いたとは思えない・・・・
なかなか、グッド





糞だから。