「地球外生命体を探せ!」日本の呼びかけで世界10カ国が参加=ドロシー計画ほか

サイエンス・テクノロジー | 2010年10月29日 | 7,322 views | 0 comments | 0 trackbacks |

西はりま天文台公園
写真提供:西はりま天文台公園

 地球以外の知的文明の存在を科学的手法で探る「地球外知的生命探査(SETI)」が11月より世界合同で実施されます。

 今年は世界初のSETI観測「オズマ計画」からちょうど50周年にあたることから、兵庫県立西はりま天文台の主任研究員である鳴沢真也氏の呼び掛けによって、世界10カ国の天文台や大学など16の研究機関の参加が決まりました。

■参加を表明している研究機関(10月26日現在)

SETI研究所 アメリカ
カルフォルニア大学バークレー校 アメリカ
ハーバード大学 アメリカ
グラスゴー大学 イギリス
アルゼンチン国立宇宙電波研究所 アルゼンチン
西シドニー大学 オーストラリア
韓国国立果実川科学館 韓国
インド国立電波天体物理センター インド
SKA (Square Kilometer Array) 南アフリカ
イタリア国立宇宙物理電波天文研究所 イタリア
オランダ国立電波研究所 オランダ
高橋無線局 京都府
赤磐市竜天天文台 岡山県
山口大学 山口県
東海大学宇宙情報センター 熊本県
西はりま天文台 兵庫県

 1960年のオズマ計画以降、大小100以上ものSETI観測がおこなわれてきましたが、世界規模で合同観測がおこなわれるのは今回が初の試みとのこと。もし、未知の生命体からの電波を受信できれば、人類にとって歴史的大発見となります。

世界最大の「暗黒物質」検出器まもなく完成

 続いては、日本に世界最大の「暗黒物質(ダークマター)」観測施設が完成しつつあるという話題から。

XMASS
写真提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設

 岐阜県神岡の地下に出現した東京大宇宙線研究所の観測施設「XMASS」が10月8日、報道陣に公開されました。

[東京大学宇宙線研究所] XMASS実験装置 報道関係者へ公開

 XMASS実験グループは、神岡地下に約1トンの液体キセノンを用いた世界最高感度を持つ暗黒物質検出器の建設を2007年からすすめてきました。このたび、XMASS実験装置の建設が、最終段階に入り、報道関係者の方へ水槽内部が公開されました。

 ダークマターとは、宇宙を構成している全物質の約2割を占め、その存在は数々の観測から予測されているにも関わらず、いまだに観測されたことのない未知の物質のこと。

 もし観測に成功すれば、宇宙創成メカニズムの解明に向けて重要なステップとなることから、世界中の研究機関が正体の解明に向けて競い合っています。

 神岡の鉱山跡に約6億円をかけて建設されたこの観測施設は、海外にある既存施設に比べて50倍もの性能を誇るとのことから、2011年春に予定されている本稼働時には世界で初めてダークマターを直接観測できるのではないかと大いに期待されています。

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