ベトナムやトルコなど海外での原発建設をめぐって、日本企業による受注がかなり具体なところまで来ているようです。
ベトナムで進められている原子力発電所建設計画の第2期工事においては、官民一体の「オールジャパン」で売り込みをおこなった結果、今年の10月、日本が受注に向けての基本合意に達しました。
[asahi.com] レアアース共同開発に合意 日本・ベトナム 原発事業も
菅直人首相は31日午前(日本時間同)、ハノイ市内でベトナムのグエン・タン・ズン首相と約1時間40分会談した。両首脳はベトナムにあるレアアース(希土類)を共同開発することで合意。ベトナムが国内で進めている原子力発電所2基の建設を日本側が受注することも決まった。
日本が受注に至った背景には、レアアース(希土類)の確保をめぐり「脱・中国依存」を進めたい日本側と、鉄道や港建設などインフラ整備用の資金提供を期待するベトナム側の思惑が一致したものとみられています。
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日本の水道技術を海外に売り込む、いわゆる「水ビジネス」の動きが本格化しているようです。最大の「売り」は世界最高水準の漏水率の低さとのこと。
漏水率とは、浄水場から供給された水道水が各世帯の蛇口に届くまでの水漏れの割合を示したもので、アジア主要都市では30%前後、世界の先進国でも10%と言われる中、東京都は3.1%と格段に低い漏水率を実現しているようです。
[産経新聞/イザ!] 世界に誇る水ビジネス
プラントの品質を左右する逆浸透膜という濾過(ろか)膜には、2ナノメートル(ナノ=10億分の1)の微細な穴があいている。大量の水を流しながらイオン、塩類、小さい有害物質を取り除く。逆浸透膜の世界市場で8割強のシェアを持つのが東レ、日東電工、米ダウ・ケミカルの3社。東レの水処理事業部門長、房岡良成さんは「世界最高水準の性能」と太鼓判を押す。
「こんなに漏水率が低いとは…」。国際協力機構(JICA)の研修事業で3月に東京都板橋区の三園浄水場を訪れたチュニジア水資源開発公社のアブデラウフ・ヌイセール脱塩・環境局長は、思わず声を上げた。
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最近のニュースからベトナムと日本に関連した記事をピックアップでまとめてみました。
以前、当ブログでご紹介した記事「ベトナム、日本の新幹線方式を採用決定=ハノイ~ホーチミン高速鉄道計画で」の続報ですが、GW期間中の2日、前原誠司国土交通相と仙谷由人国家戦略担当相らがベトナムを訪問し、新幹線や原子力発電など日本のインフラ技術のトップセールを展開した模様です。
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ベトナムで計画が進められている南北高速鉄道事業において、ベトナム政府が「新幹線方式」の採用を閣議決定したことが明らかになりました。15日にベトナムのフック計画投資相と会談をおこなった仙谷由人国家戦略相の談話として各紙が報じています。
この計画は総事業費5兆円を超える巨大国家プロジェクトで、これまで中国や韓国との間で激し売り込み合戦が続いていましたが、最終的には日本がアピールしてきた「安全性と技術力の高さ」が決め手となった模様です。
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東京電力や電力中央研究所などが共同で開発した日本の超高圧送電(UHV)技術が昨年5月、国際電気標準会議(IEC)で国際標準として認められました。
様々な分野で高い技術力を持っている日本ですが、こと国際標準化ともなると、欧米諸国に対して後れを取ることが多く、今回のように世界規格として採用されるのは珍しいとのこと。
これは世界最高の110万ボルトを送電可能にする技術的優位性に加え、日本がこれまで苦手としてきたロビー活動を積極的におこなってきた成果の表れと言えそうです。
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いよいよ今年6月に開幕する2010年FIFAワールドカップを目前に控え、南アフリカでは試合会場となるスタジアムの工事が急ピッチで進められています。
今回新たに建設される5つのスタジアムのうち、3会場のスタンド屋根部分の施工を手掛けるのが、大阪市淀川区に本拠を構える太陽工業という日本のテントメーカーです。
大型膜面構造物の施工では世界でもトップクラスの技術を持つ同社は、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会に続き、3大会連続でワールドカップのスタジアム建設に携わっているとのこと。
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イギリスで計画されている高速鉄道の新規導入プロジェクトをめぐり、日立製作所が約1兆円で受注契約を結ぶ見通しであることが分かりました。
[産経新聞/イザ!] 日立が英高速鉄道車両を1兆円で受注へ 年明けにも最終契約
日立製作所は29日、英国の高速鉄道に新型車両を導入するプロジェクトで、同国運輸省と年明けにも最終受注契約を結ぶことを明らかにした。受注総額は最大1兆円に上る。
鉄道発祥の地イギリスで進められているこの計画は「インターシティ・エクスプレス・プログラム」と呼ばれ、ロンドンと各主要都市を結ぶ複数の路線に約1400台の新型車両を導入するもので、日立では鉄道車両の製造に加え、運行システムやメンテナンスを含む包括的な契約を目指しているとのことです。
今月18日、かねてより予定されていたブラジル政府による高速鉄道の受注計画が正式発表されました。
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JR東海は16日、世界各国の政府関係者らを東海道新幹線に乗せ、米原~京都間の試験運行を実施。通常運行時の最高時速を大きく上回る332キロで走行するなど、フランスの「TGV」やドイツの「ICE」を上回る性能をアピールしました。
[asahi.com] 東海道新幹線、332キロで試験運転 各国関係者にPR
この日「高速鉄道シンポジウム」に参加した米、英、マレーシア、エジプトなどの関係者ら約160人を乗せ、営業運転が終了した午後11時40分に米原駅(滋賀県)を出発。京都駅までの18分間のうち約2分間、時速330キロで運転。一時は332キロに達した。乗車した米テキサス高速鉄道交通協会のロバート・エクルス会長は「とてもスムーズな乗り心地だった。他の高速鉄道と比べても、競争力は十分にあると思う」と高く評価していた。
少し前のニュースですが、日立製作所が製造した新幹線がイギリスの鉄道会社に納入されるというニュースが各紙に掲載されていました。
[産経新聞/イザ!] 日立の“新幹線”が英国に到着
同車両は、ロンドンと英南東部のアシュフォードを結ぶ「ドーバー海峡トンネル連絡線」を走る“新幹線”。平成17年に英運輸省などと総額700億円で、納入と保守点検の契約を結んだ。現在、試運転中で12月から営業運転を開始する。
全174両もの新幹線が日本を離れ、長旅の末、イギリス南部のサウサンプトン港に到着したのが8月17日。日本が誇る新幹線が、鉄道発祥の地であるイギリスを走ることになるとは、なかなか感慨深いものがありますね。
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三菱電機は、同社が開発し日本初の無人宇宙輸送船「HTV」にも採用された通信システムを、米オービタルサイエンス社から約60億円で受注したことを発表しました。
[三菱電機] 米オービタルサイエンス社から、NASAの宇宙貨物輸送機用近傍接近システムを受注
オービタルサイエンス社が製造する宇宙貨物輸送機「シグナス」は、来年にも退役が予定されているスペースシャトルの後継として国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を輸送する役目を担っています。
今回受注したシステムは、ISSと宇宙船が衝突しないようにランデブーするための通信装置で、先月のHTVの打ち上げ・ドッキング成功の実績が高く評価されたものです。
日本の宇宙技術がアメリカの宇宙船開発に採用されるのは今回が初とのこと。
シャープは、人工衛星などに採用されている「化合物太陽電池」の変換効率で世界最高となる35.8%を達成したと発表しました。
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国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱航空機は、米国の航空会社からMRJ100機を受注したと発表しました。
MRJ - Mitsubishi Regional Jet 公式サイト
上記サイトの報道資料によると、今回の発注元であるトランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)のリチャード・リーチ社長は、MRJの購入理由について次のように語っています。
「MRJ は素晴らしい航空機であり、今回100 機購入の覚書を締結できたことを大変嬉しく思う。また、我々が、MRJ にコミットする米国初の航空会社であるだけでなく、日本国外で初めての航空会社であることを誇りに思う。MRJ は環境、乗客、エアラインを重視した革新的なリージョナルジェット機である。MRJ がもたらす低燃費、低騒音、低排出ガスなどの環境性能は、エアラインの運航コスト低減に直結する。更に、リージョナルジェット機の中で最大の客室を持ち、新設計の座席と低騒音のエンジンを組み合わせたMRJ は、他のどのリージョナルジェット機にも勝る快適な空の旅をお客様に提供できる。TSH は、米国で有数のリージョナル航空会社を傘下に持ち、毎日350 便を50 都市間で運航し、年間500 万人あまりのお客様にサービスを提供している。この素晴らしい次世代のリージョナルジェット機が当社の路線に就航する日を待ち望んでいる」
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